和のあかり×百段階段
今日は7月7日七夕の日なので、日本的な物を紹介。  あっ、七夕伝説は中国から伝来しているから、日本でないのか。
東京の目黒に雅叙園というホテルがあり、このホテルに1935年に建てられた建物が一部残っており「百段階段」として有名なんです。
毎年夏は「和の灯り」をテーマにイベントが開催されており、今年も7月4日から9月23日まで開催。
今年行ってきたら再度ブログにUPするけれど、今日は過去の写真から紹介。
百段階段 漁樵の間

どうして「百段階段」と呼ぶのかというと……

百段と言うが実際には99段。理由はいろいろあるらしいけど

1)昔から「百」や「千」という数は、単に「たくさん」「数が多い」という意味でも使われてきました。たとえば「千本鳥居」などがその例ですね。

2)奇数は陰陽五行の考え方で「陽の数」とされ、縁起が良いとされています。特に9は陰陽思想で最大の陽数で、9月9日の「重陽の節句」や、7月7日の「七夕」、3月3日や5月5日などの節句もみな奇数が重なる日です。パチンコの「777」も、この縁起担ぎから来ているのかもしれませんね(笑)。

3)「未完の美学」という考え方もあります。あえて完全な「百」より少し足りないことで、発展性や余白を残す美意識です。ちなみに中国でも「九(jiǔ)」は「久(jiǔ、永遠)」と同じ発音なので、女性に99本のバラを贈って「永遠の愛」を表す文化があります。

雅叙園ロビーのトイレ

おそらく日本で一番豪華なトイレと言われています。トイレの中に小川が流れていて、水のせせらぎが聞こえる贅沢な空間です。天井も美しい装飾が施されていて、まるで美術館の一部のよう。
利用するだけでも特別な気分を味わえるので、雅叙園を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

目黒雅叙園ですが、今回のイベントの後、2025年10月1日から改装工事に入る予定で、しばらくお休みになります。
もし今年の夏に東京に来るご予定があれば、ぜひこの機会に訪れてみてください。美しい「百段階段」や雅叙園ならではの豪華な空間を楽しめる貴重なチャンスです!


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