東京都庭園美術館 目黒 2020/07/17

目黒にある東京都庭園美術館。 旧朝香宮邸。 1920年代のアールデコ様式全盛期に建てられた建物。 当時であれば自分なんか近寄っただけで不敬罪か違法侵入者で捕まってるんだろうなぁ~と思いつつ。

入口のラリックのガラスレリーフ扉。 この扉の造形からして素晴らしい。

中央の女性像は平面ではなく立体的でグラマラス。って観るところ違うだろうって(笑)

室内でひときわ眼を引くオブジェ?? 照明? なんだこれ? と思ったら
アンリ・ラパンデザインの「香水塔」 室内噴水で上部の照明部分に香水を入れて、照明の熱で香りを飛ばしたという、今でいうアロマディフューザーになるのかな。
フランスの国立セーヴル製陶所製。いやいや昭和初期だよ。 その時代にフランスからこの大きさの室内噴水輸入して使うって、どれだけ贅沢!?

暖炉もあるけれど、ラジエターカバーも見受けられるので、恐らく地下当たりにボイラー室があって、お湯を室内配管して全館集中暖房だったのではないかなぁ~と思う(☚未確認。)

各部屋毎に異なる照明器具、壁紙やドアの意匠。 全てに贅を尽くした空間。。。

2階のベランダ(?)の市松模様のタイル空間もお気に入り

階段部分の意匠も細かい

個人的な暴論だけど、圧倒的な権力や財力を持つ時代だと芸術って産まれるのかなと。 権力者の満足いくモノを産み出さないと、命の危機がとか。 圧倒的な財力で生活の面倒を見てくれると好きな事だけやってモノを産み出せるとか。 逆にどん底の貧困の中から産まれるとか。 そんな格差がある社会が良いか悪いかは別として、美術館とか行った時は権力(財力)格差故に生み出されたのかなぁ~なんて思ってしまう。

café TEIEN 東京都庭園美術館
新館にあるcafé TEIEN。 展示のテーマをイメージして作られたメニューが毎回用意されている。 運営は青山にあるフレンチのロアラブッシュ。
今回はバタフライブローチに因んだデザート。
雨なのでテラス席か室内か悩んだけど、テラス席で雨を眺めながら。 カフェラテの泡もきめ細かくしっかりしているし、砂糖もフランスの角砂糖La Perruche。
こんなのんびりした時間も良いよとな思いつつ。。。

東京都庭園美術館
東京都港区白金台5丁目21−9
℡050-5541-8600
【URL】https://www.teien-art-museum.ne.jp/


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