旧太子(おおし)駅跡 2021/08/10
この場所も以前から一度来てみたかった場所。 最寄りのJR長野原草津口駅が1時間1本、長野原草津口駅からバスが1日4本と、公共交通機関だけで来るにはちょっと不便。 高崎辺りでレンタカー借りるにしても片道約60㎞。 近いようでいて、なかなか遠い場所。。。。
想像していた規模よりは小さかったけれど、写真で見てわかるように廃墟感たっぷり。
仮面ライダーとか戦隊物の撮影で使われるような場所とでも言えば良いのだろうか。 アーチ状になっている部分のところに貨車が入り、上から鉄鉱石を貨車に積んでいた場所。
1945年(昭和20年)に開業し、1面2線の旅客用ホームのほか、側線と鉱石積み出し用のホッパーがあり、京浜地区に向けて鉄鉱石を発送していたが、1970年(昭和45年)に休止、翌年廃止と言うから、まさに第二次世界大戦後の日本の復興を支えたと言っても過言ではない鉄道遺跡。
鉄鉱石を掘り出した場所が群馬鉄山=今の「チャツボミゴケ公園」。 距離で約8㎞位を索道(空中ケーブル=荷物運搬用ケーブルカー)で運んでいたと言うから、見て見たかったなぁ。。。。
チャツボミゴケ公園 群馬県 2021/08/10
先の太子駅から運搬していた鉄鉱石の鉱床がこの場所にあり、1966年まで露天掘りで鉄鉱石を掘っていたというから、思わず『兵どもが夢の跡」と呟きたくなる。 終戦間際からこの場所で2000人超えの鉱夫が鉄鉱石を採掘していたと言うから、今の状態からは想像できない。 鉱夫が2000人いれば、それに伴って飲食店なりがあって、ちょっとした街ができていたんだろうなぁ。。。。
その露天掘りの窪み、通称穴地獄に自生しているのが「チャツボミゴケ」。 強酸性を好む「チャツボミゴケ」には絶好の生息地。
強酸性の鉱泉が流れる厳しい環境で育ち、真珠をつくるアコヤガイと同じように、生成の過程で周りに鉱物を作り出す珍しいコケ。世界中にある約2万種のコケの中でも、耐酸性が強いらしい。
チャツボミゴケ公園 群馬県 2021/08/10
近くに咲いていた花。

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