日本で一番有名な山 富士山

富士山頂からの朝陽と山頂付近の景色

 

先に厳しい事を書きますね。

日本に来たら富士山登ってみたい!と思っている人は多いと思います。 が、富士山はかなり厳しい。 自分も1回登ったけれど、2回目は正直悩みます。富士山の標高は3776m。 自分が中国で登った華山2154m、峨眉山3099m、黄龍(九塞溝)が3600m。  富士山と中国の山の比較をすると、中国の山は8-9割ロープウェイで登れるけれど、富士山は5合目(約2300m)までで、残りは歩いて登山。  中国の山は階段とか登山道が整備されているけれど、富士山は整備されていない。 これは傾斜が急なのと、地質の問題で整備しても簡単に崩れてしまうので、中国の山のように整備が難しいという事情があります。 そんな訳で中国の2000m級、3000m級の山とは比較にならない位に厳しい山です。 登るのが厳しいので7月初めから9月初めまでと2ヶ月しか一般には開放されていません。  それでも「登りたい!」という方はDMから連絡いただければ、アドバイスさせていただきます。

日本でもこんな言葉があります。

「富士山に登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」
「登らぬ馬鹿」= 一度も登らないのはもったいない、人生で一度は登るべきだ。

「二度登る馬鹿」= 一度登ればその大変さがわかるので、二度目を敢えて登るのは物好きだ、という冗談。

他にも
「富士山は登る山ではなく、見る山だ」
登るのは大変で過酷だから、登山するより遠くから眺めて楽しむほうがいい、というユーモラスな表現。

 

無理のある日帰り登山は危険

山小屋に宿泊せずに登山することは、十分な登山経験や体力、技術がなければ大変危険です。
特に「弾丸登山」や「日帰りの軽装登山」は非常に危険です。
時間的・体力的に余裕をもった登山計画を立て、装備や体調を整えてから富士登山に臨みましょう。

登山装備は靴から服まで全てレンタルできます。 山頂で朝陽が昇ってくるのを見る場合は山小屋の予約が必要です。

実は今年4月22日に閉山中の富士山に中国人留学生が登って、山頂で動けなくなってヘリコプターで救助されました。 その4日後の26日に同じ中国人留学生がスマホを山頂に忘れたからと、再び富士山に登り動けなくなって、2度目の救助を受けました。 日本ではこのような救助費用は個人に請求しませんが、この事件の後で個人費用請求すべきでないかという議論が起きています。。。

 

富士山 五合目~七合目

とにかく足場が悪い。火山岩が細かく砕かれたような砂利道。 場所によっては四つん這いで登った方が楽な位の岩場あり

山小屋

100%予約が必要。 飛び込みでは泊まれない。 夕方山小屋に着いて食事。 夜中25-27時位に山頂に向けて出発。 当然ライト必要。

山頂

朝4-6時位に山頂に到着。 日の出を待ちます。

下り道

山は登ったら当然下りてこないといけないけれど、下りがキツイ。足場は悪いし、体力をかなり消耗する。

富士山に登るのは、正直なところとても大変です。
でも「それでも登りたい!」という方はぜひコメントしてください。
山小屋の予約方法や登山計画など、できる範囲でお手伝いさせていただきます。

そして、「登るのは大変だけど富士山をきれいに見たい!」という方のために、別の記事で富士山が美しく見える絶好の展望スポットも紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね!

 

カテゴリー: 中国ブログ用

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